開催趣旨:
近年、新たな創薬モダリティのひとつとして標的蛋白質分解誘導薬が注目されています。従来の分子標的治療薬は直接的に標的に作用することにより薬物治療効果を発揮しますが、標的蛋白質分解誘導薬は、プロテインノックダウン法(細胞内の蛋白質分解機構を利用して標的蛋白質の分解を誘導すること)により、全蛋白質の70%以上を占めるといわれているアンドラッガブルな蛋白質を標的にできる可能性があります。そのため、従来の薬物では対応しきれなかったアンメッドメディカルニーズを満たす治療薬の開発が期待できます。標的蛋白質分解誘導薬としてPROTACやSNIPERと呼ばれるキメラ化合物、サリドマイドの作用メカニズムに基づき誘導されたセレブロンモジュレーターなど、さまざまな化合物が開発されています。
今回の研究講演会では、プロテインノックダウン法および標的蛋白質分解誘導薬に関連する研究開発において第一線でご活躍されている先生方に、最先端の研究成果や将来展望についてご講演頂きます。創薬に携わる多くの方々のご参加をお願いいたします。
日時: 2021年6月25日(金)13:00-17:35 場所: オンライン配信(Zoomウェビナー使用) 世話人: 丸岡博(第一三共RDノバーレ株式会社)、岡田興昌(田辺三菱製薬株式会社)、大原康徳(日本たばこ産業株式会社)、狩野敦(株式会社モルシス)
プログラム
- 13:00 - 13:05 はじめに
- 13:05 - 13:55
「Targeted Protein Degradation技術と創薬」
内藤 幹彦(東京大学大学院薬学系研究科)
- 14:00 - 14:50
<14:50 - 15:05 休憩>
「神経変性疾患の原因タンパク質分解薬の創製」
石川 稔(東北大学大学院生命科学研究科)
- 15:05 - 15:35
「In silico手法を利用したPROTACの設計支援」
神谷 謙太朗(株式会社モルシス)
- 15:40 - 16:30
「セレブロンを標的とする薬剤の分子機構」
伊藤 拓水(東京医科大学)
- 16:35 - 17:25
「RaPPIDS; 独自の新規E3リガーゼバインダーを用いた標的タンパク質分解誘導剤の効率的創薬プラットフォーム」
冨成 祐介(ファイメクス株式会社)
- 17:25 - 17:35
まとめ
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員A 無料 個人会員B \3,000 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、6月18日(金)までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了いたしましたお問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458