開催趣旨:
今日、創薬研究においては多様化する標的に対して最適なモダリティが検討されますが、低分子医薬品は現在も大きな地位を占めています。低分子創薬における主要な標的である酵素や受容体に加えて、タンパク質-タンパク質相互作用(PPI)やRNAは低分子創薬の有力な標的として認識されています。また、強力で持続的な薬効が期待できる共有結合型阻害剤においては、がん標的を中心に有望な医薬品が開発されています。そして、創薬研究者の自由な発想と戦略は分子糊(Molecular Glue)の技術を応用した標的蛋白質分解誘導剤(PROTAC)の開発など、有機合成技術とインシリコ技術に基づく新たなモダリティを生み出す原動力になっています。 今回の研究講演会では、RNAターゲット創薬、PPI阻害剤、共有結合型阻害剤、標的蛋白質分解誘導剤など、注目の低分子創薬とインシリコ技術に焦点をあて、第一線でご活躍されている先生方に最先端の研究成果や将来展望についてご講演頂きます。モダリティが幅広く展開している中で、多くの創薬研究者の方と共に、これからの低分子創薬を考える講演会になることを期待しています。
日時: 2022年6月22日(水)13:10 - 17:50 場所: オンライン配信(Zoomウェビナー使用) 世話人: 高橋瑞稀(第一三共RDノバーレ株式会社)、村﨑広太(田辺三菱製薬株式会社)、大原康徳(日本たばこ産業株式会社)、
狩野敦(株式会社モルシス)連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。
TEL: 03-6434-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)
プログラム
- 13:10 - 13:15 はじめに
- 13:15 - 13:55
「mRNA標的低分子創薬の歴史と現在」
中村 慎吾(株式会社Veritas In Silico)
- 13:55 - 14:35
<14:35 - 14:50 休憩>
「蛋白質表面の化学修飾を基軸とした機能阻害」
浜地 格(京都大学 大学院工学研究科)
- 14:50 - 15:30
「システイノミクス創薬(共有結合型薬剤創製基盤)による高難易度標的への挑戦」
相良 武(大鵬薬品工業株式会社)
- 15:30 - 16:10
<16:10 - 16:25 休憩>
「Bivalent degraderとMonovalent degrader~タンパク質分解誘導剤開発のポイント」
石田 祐(エーザイ株式会社)
- 16:25 - 17:05
「in silico Technologies in the Age of Multiple Modality」
大田 雅照(理化学研究所)
- 17:05 - 17:45
パネルディスカッション
- 17:45 - 17:50 まとめ
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員A 無料 個人会員B \3,000 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2022年6月15日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了しました。お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458