開催趣旨:
量子性と生命性の関係が近年注目を集めている。Q-LEAP量子生命Flagshipプロジェクトでは、量子計測技術の生命系への適用と生命そのものの中の量子性の探求の両面からオールジャパンの体制で研究が推進されている。この取り組みは政府の量子技術イノベーション戦略の一環であり、今年4月には統合イノベーション戦略推進会議より「量子未来社会ビジョン」が出され、また、量子技術イノベーション戦略のロードマップ改訂もなされた。その中核には量子コンピュータ技術がある。量子生命と量子コンピューティングの間には現状の学術領域としてはギャップがあるが、生命に関わる量子性と量子的な計算論理の学理には概念的な共通性も見られる。今回のCBI講演会では「量子生命と量子コンピューティング」をテーマとし、まずQ-LEAPプロジェクトの概要と先端的な個別技術のご紹介をいただいた後、量子コンピュータ技術の現状ならびにそこから派生した実践的な疑似量子コンピュータ技術のレビューをしていただき、将来の量子技術の展開と各分野への応用可能性の展望を情報共有できればと思う。
日時: 2022年9月2日(金)13:00-17:30 場所: オンライン配信(Zoomウェビナー使用) 世話人: 田中成典(神戸大学)、植松直也(大塚製薬)、六嶋正知(塩野義製薬) 主催: CBI学会関西部会 共催: NPO法人バイオグリッドセンター関西
プログラム
- 13:00 - 13:05 はじめに
- 13:05-13:55
「量子生命技術の創製と医学・創薬・生命科学の革新」
馬場嘉信(名古屋大学/QST)
- 14:00-14:40
「生体ナノ量子センサーによる極微小・極微量の生命計測技術」
五十嵐龍治(QST)
- 14:45-15:20
「深層学習・機械学習・量子インスパイアアルゴリズムを用いた脳情報の解読」
間島慶(QST)
- 15:25-16:15
「量子コンピュータの現状とその量子化学計算への応用」
藤井啓祐(大阪大学)
- 16:20-17:05
「組合せ最適化を変革する疑似量子コンピュータ~シミュレーテッド分岐マシンの基礎と応用~」
後藤隼人(東芝)
- 17:05-17:25
総合討論
- 17:25-17:30 おわりに
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員A 無料 個人会員B \3,000 非会員(一般) \10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) \1,000
キャンセルの場合、2022年8月26日までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルの場合はなるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。終了いたしました。お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458