開催趣旨:
CBI学会は創薬/AIベンチャー企業と多様な領域で活躍される参加者のみなさまが連携する機会として、ベンチャー企業主体の継続的な講演会を企画しています。第四回は、創薬分野における自動化に焦点を当てました。自動化は、実験プロセスや大規模なデータ解析を正確かつ迅速に行うことができるため、研究の効率と信頼性を向上させることに繋がります。
本講演会では、独自のシングルセルゲノム解析技術、トランスクリプトーム解析技術、ペプチド模倣技術、低分子およびバイオ医薬品開発におけるAI創薬技術など、革新的技術と自動化を組み合わせて新たな価値を創造し提供するベンチャー企業にご参集いただき、最先端の独自技術と自動化の取り組みについてご講演いただきます。
日時: 2024年1月26日(金)13:30-17:15 場所: オンライン配信(Zoomウェビナー使用) 世話人: 黒野昌邦(小野薬品工業)、小久保裕功(中外製薬)、近田千春(オープンアイ・ジャパン)、
島田裕三(富士通)、緑川 淳(ワールドフュージョン)、今枝 泰宏(大鵬薬品工業㈱)、茂櫛 薫(cBioinformatics㈱)連絡先: お問い合わせは、下記メールまたはTELにお願いいたします。
TEL: 03-6435-0458 (情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局)
プログラム
- 13:30 - 13:35 開会の挨拶
- 13:35 - 14:15
当社では、in vitro, in vivo 及び臨床検体を用いた1細胞・大規模なトランスクリプトーム解析により細胞集団の表現型や摂動効果の包括的捕捉を実施している。また得られた生命情報を活用して細胞の状態をコントロールすることを目指している。これらの目的のためには、数多くの微量検体を、並列的に、正確に取り扱う実験系の構築と、大規模データの解析パイプラインの構築が必須となる。本発表では、当社技術の紹介とその応用事例を紹介しつつ、自動化に向けた取り組みについても触れたい。
「医薬開発加速のための大規模トランスクリプトーム解析と細胞制御」
團野宏樹(株式会社ナレッジパレット)
- 14:15 - 14:55
bitBiomeは微生物ゲノムを単一細胞レベルで解析する技術により、「世界最大級の13億遺伝子に上る微生物の遺伝子データ」を保有し、合成生物学・AI・ロボティクス技術を統合したプラットフォーム技術で酵素探索・改変を迅速に進めることが可能です。bitBiomeでは基盤技術を活用し、酵素の自社開発並びに医薬、食品、化学産業のパートナー企業との共同開発を進めています。
「微生物ビッグデータ・AI・ロボティクスを統合した次世代のバイオものづくり」
細川正人(bitBiome株式会社)
<14:55 - 15:10 休憩>
- 15:10 - 15:50
AIで創薬研究開発を加速させるためには、AIのアルゴリズムは当然のこと、近年のLLMが要求する大規模データセットを如何に用意するかが課題となっている。抗体新薬候補の探索を行う当社のAI創薬プラットフォームは、公共データセットに加え、自社のバイオラボチームの実験に基づいたデータと分析結果を活用したAI学習を行っている。データのスループットと再現性を追求するため、我々はAIと相性の良いロボットをラボに導入し、AIロボット駆動科学を用いた創薬探索プロセスの自動化にも取組んでいる。結果、我々は質と量が担保された実験由来の10億件以上の独自エントリーを持つデータベースを保有し、新薬候補が持つ物性を予測するAIの構築に成功している。これらの取組みの成果として、本発表では製薬企業と実施した、de novoの抗体新薬候補探索の成果事例やGenerative AIを用いた抗体デザインについて議論する。
「AIロボット駆動科学を用いた de novo 抗体医薬品スクリーニング」
玉木聡志(株式会社MOLCURE)
- 15:50 - 16:30
弊社は、独自のChemistry PlatformであるPepMetics技術をもつ創薬ベンチャーです。Wetを主体とする小さな会社が、どのように研究効率化や自動化を図りながら価値創造を行っているかについてご紹介します。
「創薬ベンチャーにおける研究効率化と価値創造の取り組み」
高島 一(株式会社PRISM BioLab)
- 16:30 - 17:10
>>>Abstract(要旨)
「EMPOWERING HUMANS: INTEGRATING AI AND ROBOTICS FOR EFFICIENT DRUG DESIGN AND DISCOVERY」
Quentin Perron(IKTOS社)
- 17:10 - 17:15 閉会の挨拶
講演会参加費参加申込み
(種別) (料金) 法人会員 無料 一般 個人会員A 無料 個人会員B ¥3,000 非会員(一般) ¥10,000 学生 学生会員 無料 非会員(学生) ¥1,000
キャンセルの場合、2024年1月19日(金)までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
参加費が無料の方も、キャンセルされる場合は、なるべく早く にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。
終了いたしました。
お問い合わせ◆情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
TEL:03-6435-0458