***第461回CBI学会講演会のお知らせ***

「Well-being、Healthy Agingを実現するための街づくり」

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開催趣旨
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万国博覧会が間もなく開催される。「世界中の人々がよりよく生きる(Well-Being)ための提案を集め、新たなモデルとして広く世界に発信」する機会として期待されている。Well-Beingが、身体的・精神的・社会的に良好な状態であるとすれば、その社会設計には、医療・福祉、工学・テクノロジー、心理学、社会学など、学問・産業分野を横断したデザインが不可欠であると言えよう。さらに、分野ごとに研究開発から事業化までのバリューチェーンを構築し、それが一体となった継続的なコミュニティ形成を通して、持続可能な未来社会の姿が見えてくる。特に、長寿化と少子化による「超高齢社会」の街づくりにおいては、若年層・壮年層の将来も含めた健康寿命を最大化することが重要となる。生活や日常のヘルスケアに関する包括的な健康データに加えて、医療に関する詳細なデータを継続的に取得・蓄積する設計が伴うことで、複雑な病気の発症や病態の理解にもつながると期待される。本講演会では、Well-BeingとHealthy Agingを実現するための街づくりにおけるライフサイエンス分野のゴールイメージや課題について議論したい。
 
日時 2025年1月30日(木)13:30~17:50
場所 オンライン配信(Zoomウェビナー使用)
世話人 坂田恒昭(大阪大学)、茂木正樹(愛媛大学)、市川治(住友ファーマ)
主催 CBI学会関西部会
連絡先: お問い合わせは、下記メールにお願いいたします。

情報計算化学生物学会(CBI学会)関西部会事務局

プログラム  

  1. 13:30-13:35 世話人挨拶

  2. 13:35-14:15
    「大学・都市をプログラムする 〜 デジタルを通じた未来社会デザイン」
    阿多 信吾(大阪公立大学大学院情報学研究科教授)

    大阪公立大学では、2025年の森之宮キャンパス開学を見据え「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」の実現と、「スマートシティの実証・実装フィールド」としての大学キャンパスのスマート化に取り組んでいる。本講演では、特にデジタル・DX を通じ、「都市をプログラムし、未来社会をデザインする」を目標に、さまざまな社会課題をデジタル・アプリにより解決する取り組みについて紹介する。

  3. 14:15-14:55
    「健康寿命の延びる沿線づくり ”社会参加を軸とする介護予防” と ”ICT活用・多職種連携重症化・再発予防”」
    西水 卓矢(阪急阪神ホールディングス株式会社事業政策部部長)

    「健康寿命の延びる沿線」実現に向けて、沿線内外の自治体から成果連動型民間委託契約方式(PFS:Pay For Success)で受託・実施している「社会参加を軸とする介護予防」と、沿線のアカデミア・医療機関等と連携して実証を進めている「PHRアプリ・医療介護多職種情報共有アプリ活用疾患重症化・再発予防」についてご紹介します。

  4. 14:55-15:35
    「孤独・孤立の防止、健康寿命の延伸を目指すまちづくり」
    青木 由行(筑波大学SWC政策開発研究センター アドバイザー、不動産適正取引推進機構理事長)

    長寿命を実現し、人口減少、独居の増加が著しい我が国において、孤独・孤立、フレイルの防止などの課題に対応するためには、強弱さまざまなつながり(紐帯)をつくっていくことが重要です。その基盤となるのが、車に過剰適応したまちを人中心の空間につくりかえ、住民のアクティビティを高める「ウォーカブルなまちづくり」です。講演では、ウォーカブルなまちづくりの本質、事例に即した方法論についてもお話しします。

  5. 15:35-15:45 (休憩)

  6. 15:45-16:25
    「都市部地域住民を対象とする生涯健康支援事業:吹田研究35周年で行っていること」
    小久保 喜弘(国立循環器病研究センター健診部特任部長)

    循環器病リスクスコアを開発し、NT-proBNPを用い、2020年に心不全重症化予防事業を市に実装した。生涯健康支援10を用いて循環器、がん、認知症の新しい保健指導を図り、均てん化中である。翌年に心不全と認知症に、脳心腎肝関連関に感覚器・口腔内健康障害コホートを開始した(吹田研究NEXT)。更に子供を対象とした生涯コホートを立ち上げ(吹田Offspring研究)、多層オミックス解析可能で、多職者の介入と地域住民の自助・共助による自然と予防が可能なまちづくりを目指す。

  7. 16:25-17:05
    「デジタル化・AI化で思いやりに満ちた医療を!」
    中村 祐輔(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所理事長)

    医療は革新的技術の発展に伴って、高度化、複雑化、先進化、多様化が急速に進んでいます。遺伝子情報に基づく薬剤の投与=ゲノム医療が、急展開する中で、最適化・個別化された医療を提供するためには、医師・看護師・薬剤師などの医療現場の負担は過度に大きくなっています。医療現場での情報蓄積が急速に進む中で、個人の記憶容量を超えた情報にどのように対処すべきかとの対応に迫られています。

  8. 17:05-17:15 (休憩)

  9. 17:15-17:45   総合討論

  10. 17:45-17:50  世話人挨拶


講演会参加費
(種別) (料金)
法人会員 無料
一般 個人会員A 無料
個人会員B \3,000
非会員(一般) \10,000
学生 学生会員 無料
非会員(学生) \1,000

・キャンセルの場合、2025年1月23日(木)までにご連絡いただければ手数料を差し引いて返金します。
それ以降は講演会参加費のキャンセル返金はできません。
・締切日(開催日一週間前)にコンビニ決済を選択すると5日間の支払猶予期間があるため、最長開催2日前まで支払いを延期できます。
ただし、支払いが完了しないと正式な参加申し込みとはならないため定員オーバーで参加できない可能性があることをご容赦願います。
・参加費が無料の方も、キャンセルされる場合は、なるべく早く   にご連絡ください。こちらでシステムから取り消します。
参加申込み 
>>CBI学会会員管理および講演会登録ページ

※2025年1月23日まで受け付ける予定ですが、定員に達した場合は予告なく受付を締め切ります。
※Zoom アプリは最新にしておいてください。
※参加登録をお済ませの方には、1月27日(月)までに、Zoomウェビナーへの入室情報および講演要旨集ダウンロードパスワードを電子メールでお知らせします。
上記期日までに届かない場合は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ
◆情報計算化学生物学会(CBI学会)関西部会事務局