生命医薬情報学連合大会 2014 におけるシンポジウム

10 月 2 日(木)10:00 – 11:30 「橘」 セッション1 [分子ロボティクス]
10 月 2 日(木)13:00 – 15:20 「橘」 プレナリー講演
10 月 2 日(木)16:50 – 18:20 「橘」 セッション2[Cluster Newton Method]

◆開催趣旨:
  2012年度より、CBI学会、日本オミックス医療学会、日本バイオインフォマティクス学会が合同で生命医薬情報学連合大会を開催してきました。第3 回となる本年の大会は10月2 日~4日の日程で仙台で開催されます。これまでCBI学会大会を連合大会の一環として開催してきましたが、今年度は日程および会場の都合から、連合大会では日本オミックス医療学会とCBI学会とで、シンポ ジウムを開催します。 シンポジウムはプレナリトークと分子ロボティクスおよびCluster Newton Methodの2つのセッションから構成されます。
  プレナリトークとして、Harvard Medical Schoolの主要関連医療機関の一つであるDana-Farber Cancer Institute、Cancer Vaccine Centerにおいてimmuno- informaticsを研究しているVladimir Brusic教授を招聘しました。本講演では、急増する生医学領域のBig Dataを解析するためのknowledge-based approachの有用性についてcancer profiling, T-cell immunome, vaccine targetなどの最新成果とともに紹介していただきます。
  分子ロボティクスセッションでは、「センサーおよび知能を備えた分子ロボット」の提唱者である村田智教授(東北大)、領域代表者である萩谷昌己教授(東大)、アメーバ班代表である小長谷明彦教授(東工大)に、分子ロボット開発の現状と課題について講演していただきます。
  Cluster Newton Methodセッションでは、生理学的薬物動態モデル&シミュレー ションの未知パラメタ推定法として注目を集めているCluster Newton Methodの中心的開発者である青木康憲博士(Uppsala Univ.)、吉田健太博士(FDA)、 Philippe Gaudreau氏(Univ. of Alberta)にアルゴリズムの詳細と薬物間相互作用を含む応用について講演していただきます。
  CBI学会関係者の連合大会へのご参加を心よりお待ちします。

◆プログラム: 
10 月 2 日(木) 10:00 – 11:30 「橘」
セッション1 [分子ロボティクス] 要旨

村田 智 (東北大学)
    “Introduction to Molecular Robotics ~Its Perspectives and Motivation”
萩谷 昌己 (東京大学)
    “Slime Mold Molecular Robots and Gellular Automata”
小長谷 明彦 (東京工業大学)
    “Perspectives and objectives of amoeba-type molecular robots”
10 月 2 日(木)13:00 – 15:20 のどこか
プレナリー講演 要旨
Vladimir Brusic (Boston Univ., Harvard Medical School)
    "Genomic biomarkers, new technology for large-scale molecular diagnostics and HLA typing on the chip"
10 月 2 日(木)16:50 – 18:20 「橘」
セッション2[Cluster Newton Method] 要旨
Yasunori Aoki (Uppsala University, Sweden)
    “Cluster Gauss-Newton method and its potential application to optimal experimental design in drug discovery”
Philippe Gaudreau (University of Alberta, Canada)
    “Improvements to the Cluster Newton Method for Underdetermined Inverse Problems”
Kenta Yoshida (FDA, US)
    “Application of Cluster Newton Method for the physiologically-based pharmacokinetic analyses of drug-drug interactions”